コレは見ておきたい!劇場版『魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語』
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アニメ
ある日、暁美ほむらというもう1人の魔法少女がまどかたちの中学校に転校する。4人のナイトメア退治に合流するもある日ほむら自身が自らの
戦いに違和感を覚え始め…。
レビュー・感想 ※ネタバレあり
まずは注意点。テレビシリーズあるいは劇場版を見てまどか☆マギカの魔法少女の法則をある程度理解している事が必須となります。
本作がまどマギ初見でしたら「わけがわからないよ!」となります。ご注意を…。
私はこの映画を見終わった直後は「よし…ほむら!!よくやった!人間の苦悩への探索が続く…!」
と興奮ぎみでしたが家に帰り…徐々に気持ちがおちついていくにしたがって落ち込んでいきました。
自分の思い通りに報われる事のなかった愛は憎しみに変わるというけれども
あの前作では凛として美しく冷静に自分の運命を受け入れている姿にいたく感動し震えた私にとって、
今作でのほむらの変貌にじわじわと落ち込み始めています…。
そもそも、ほむらが魔法少女になる契約をキュゥべえと交わしたのは、
ワルプルギスの夜との戦闘で絶命したまどかを救うためでした。
悪夢のような1ヶ月を幾度となくまどか救済のために繰り返した結果
まどかは過去現在未来の魔法少女を救う為の概念と化してしまい、
友情の証にほむらにだけまどかの記憶を残し、姿を消してしまします。
自責か、悲しさからかは分かりませんが
ほむらの中ではまどかへ対する想いは友情を超えて愛情でもなく
使命以上のなにか、もっと計り知れない大きな感情に支配されてしまっていたのだと気がつきました。
今作で誰も冷静な登場人物がいなくなり、唯一観ていて安心したのは
杏子でした。見滝原中でまどかと共に学校生活を送る彼女は姿はなんだかホッとさせてくれたし。
そして相変わらずこなれた戦いぶり。ゼリードリンクをキューっとのみながら戦う姿は実にキュートでした。
しかし終盤でさやかと一緒に戦うことが最後だと悟ると悲しそうに…。
唯一最後まで観客目線の立場のでいた彼女の存在が安心感を与えてくれました。
とにかく私が一番しびれたのは中盤のマミとほむらの対決。時間操作のできるほむらが苦戦するほど
マミさんって強かったんだ!とびっくりしました。そして、時が止まったときの、弾丸の残像が対峙して再び
動き出す瞬間!かっこよかったです。
もちろん次回作はあるんですよね…?
どんどん人間の心の暴走とその救済を描いていってほしいです。
かっこいい戦闘シーンも待ってます!
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