演劇のようなリズミカルな会話が面白い!映画『曲がれ!スプーン』
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コメディ
レビュー・感想 ※ネタバレあり
「カフェ・ド・念力」に集まるエスパーたちの会話が演劇のようなリズミカルな会話が面白いなあと思えば、以前劇団ヨーロッパの戯曲「冬のユリゲラー」が原作とのことです。同じ劇団ヨーロッパの戯曲原作「サマータイムマシン・ブルース」も面白かったです。
普段はテレビを中心に活躍する人気女優がヒロインにとして登場し徹底的に訓練されている劇団員たちのサポートでお姫様のような存在感を発揮する…人気劇団の公演のような図式そのままでとても楽しんでみることができました。
ひとり寂しいときにもう一度観たいです、笑。
普段はナチュラルな服装か、反対にスタイルの良さを生かしたセクシー路線の印象の強い長澤まさみですが、原宿系の奇抜なファッションもよく似合っていてかわいらしかったです。劇中で長澤まさみが来ていたジャケットは映画公開後、すぐに入手困難になったとか…スタイリングとしては大成功ですね。「カフェ・ド・念力」のインテリアもオシャレでした。
ただとても残念だったのがラストの「カフェ・ド・念力」のエスパー達と別れてから、UFOが日本の上空に現れるのですが無理矢理感動させようというポエムのシーンがやたら長くそこだけ浮いてしまった印象が残りました。個人的には子どもたちのシーンを無駄に多用して泣かせようという手法は好きではないです。エスパー達の米へのクリスマスプレゼントの方がよっぽど感動しました。
本広克行監督だから仕方がないのかなあと…。善くも悪くも監督の特徴が出てしまった作品なのかなあと思いました。
しみじみとラストが残念に感じてしまい、消化不良ぎみです。
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